合唱界初! 映画化・小説化もされた人気作品「パコと魔法の絵本」のオペラに、高校生が挑む!
- ikutaglee
- 2018年1月6日
- 読了時間: 5分
みなさん、こんにちは!
生田高校グリークラブ48期部長の村上未優です。
私たちは、2018年3月23日(金)、幸市民館で定期演奏会を行います!

私は現在、1stステージ、オペラ「パコと魔法の絵本」MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜のリーダー、そして演出を務めています。
今回は、この上演についてより多くの方に知っていただきたくて、ブログを更新しました!
私たちの、1stステージが立ち上がるまでを書きました。
ぜひ最後まで読んでください!
はじまり
生田高校グリークラブは、1989年から昨年度まで毎年、定期演奏会でオペラを上演していました。
演目は、「魔笛」「秘密の結婚」「愛の妙薬」など、古典的なオペラの中でも上演数が多く有名な作品を取り上げていました。
演出・セット・演技指導・美術・衣装など、全て部員で作り上げ、イタリア語もしくはドイツ語の作品を、日本語吹き替えのダイジェスト版に書き換えるのも、部員が行なっていました。
こうして、30年近く続くオペラは、今となっては「生田グリーの伝統」と言われるようにもなりました。
さて、そんな中で今年度の4月、新学期スタートと同時に、部の執行代である私たち2年生全員と顧問の先生で、「新体制会議」というものを開きました。
そこで、「今年度の定期演奏会は今まで通り古典的なオペラをやるのかどうか」という議題で話し合ったところ、この自分たちの代で、何かを新しく変えたい、という思いが強く、古典的なオペラ以外のものをやることに決まりました。
そこで上がった案が、「合唱オペラ」でした。
顧問の先生の知り合いで、合唱オペラの作曲や指揮者、音楽団体のトレーナーなどをしていらっしゃる、木村哲郎先生という方がいます。
今回はその先生に、作曲と台本製作をお願いする形になったのです。
つまり、合唱オペラの「委嘱初演」に、私たちは挑戦することになったのです。

木村哲郎先生
「合唱オペラ」そして、「パコと魔法の絵本」とは?
合唱オペラとは、合唱団とソリスト何人かで上演するオペラで、古典的なオペラとの違いは、「合唱のために書き下ろされる」ということです。
古典的なオペラは、オペラの発声で歌いますが、合唱オペラは、普段私たちがやっている、合唱の発声で歌います。
つまり、ソリストによる独唱でドラマティックに感情表現をすることよりも、合唱の豊かな和音などが重視されて書かれるのです。
合唱オペラに取り上げられる作品は、現代の人気作品が多く、その例に「銀河鉄道の夜」「ごんぎつね」などがあります。
また、その構成や表現方法も団体・作品によって様々で、古典的なオペラの台詞のほとんどが歌唱で表現されるのに対して、合唱オペラは歌唱以外の表現の、劇や語りなどが入ることが多いです。
合唱オペラを上演することが決まり、上演したい作品をそれぞれで持ち寄って話し合った時、私の持ってきた作品の1つに、「パコと魔法の絵本」がありました。
数多くの作品が出ている中、私がその作品を提案した時のみんなの反応が、とても良かったのです。
その反応の良さに私は、この作品しかない、そう思いました。
全員がまさにピンときた作品だったのです。
「パコと魔法の絵本」は、2004年に初演された、後藤ひろひと原作の舞台作品で、映画化や小説化もされるほどの人気を誇ります。
舞台は、ちょっと変わった人たちが集まっているとある病院。頑固で偏屈な男・大貫が、パコという少女に出会い、変化していく様子を描く、心温まる物語です。
思わぬ壁
演目が決まるまではとてもスムーズでした。しかし、次に待っていた壁があまりにも大きかったのです。
それは、著作権者の許諾を得ることでした。私は6月に、その著作権の所有者である後藤ひろひとさんに許可をいただくべく、生田高校グリークラブの紹介を含め、これまでの経緯、自分たちがやろうとしていることや、どうしてもこの作品をやりたいという思いを、後藤ひろひとさんにメールで送信しました。
しかし、メールは一向に帰って来ず、2ヶ月ほど経っても連絡がなかったため、私たちは渋々諦めて、著作権切れの童話や昔話から演目を決め直そうということになりました。
新しく演目が決まり、木村先生にその演目で台本と曲を書いていただくことになりました。
こうして、新しい演目での話が進んだ9月、なんと、後藤ひろひとさんから、著作権の許諾の返信が届いたのです。
その返信が届いた直後、演目は「パコと魔法の絵本」で本決定となり、この世界で初めて合唱オペラ化される「パコと魔法の絵本」は、『オペラ「パコと魔法の絵本」MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜』と名前がつけられました。
例年に比べて大幅な遅れをとったスタートでしたが、何よりこの演目で上演できることが嬉しくてなりませんでした。 2018年1月現在は…?
12月の始めに台本が完成し、今現在、木村先生と打ち合わせを行いながら、私が照明・大道具や小道具・演出などを試行錯誤中です。
曲の練習にも入ることができ、まだ世界中で誰も聞いたことのない曲を歌うことの楽しさを、日々実感しています。
また、台本も部員と話してセリフを追加したり、面白いネタを入れてみたりと、どんどん生田グリーのカラーが出てきているのが分かります。

12/28 打ち合わせの様子

演出試行錯誤中
さいごに
新しいことを行動に起こすのは、自分の想像以上に難しいことでした。今も苦戦しています。今までの定期演奏会とは全く違ったものであることに、先輩方からの反対の声もありました。スタートが遅く、不安や心配の声もありました。
でも、実際に演じたり歌ったりしてみると、本当に新鮮で、こんなに面白いことをする定期演奏会なんてどこにもないんじゃないかと思えるくらい、楽しいのです。
これから本番に向けて、多くの試練が待ち受けているかもしれません。上手くいかないことがあるかもしれません。でも、そこにこそ、新しいことに挑戦する楽しさがあるのだと思います。その過程を踏みしめて、最高に面白い舞台を創り上げます。
3月23日(金)、幸市民館にぜひ足をお運びください!お待ちしています! また、このブログは随時更新していこうと思っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
48期部長・1ステリーダー&演出 村上 未優
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