1年間を振り返って~部長ver~
こんにちは、再び村上です!何度も登場してすみません(笑)
前回は演出としてでしたが、今回は部長としてブログの更新をしにきました〜 ぜひ読んでください!
さて、48期の執行代も、この定期演奏会をもって終わりとなりました。1年間部長として、本当に多くの方に支えていただきました。ありがとうございました。
この記事を書く前に、今から約1年前、部長になりたての私が書いたブログ、「今年の抱負」を読んでみました。
当時、上手くやっていけるか不安でいっぱいだった私が掲げていたのは、「自分自身が楽しむこと」。
1年間を振り返ってみて、どうしでしょうか、達成できたのでしょうか。私はできたと思います。というか、みんながそうさせてくれました。 気づけば部長であるということが、本当に私にとって生きがいのようになっていました。
辛いことやしんどい時があっても、やめたいとは思いません。それなしではやっていけないと思うからです。 楽ではないけれど、やめたいとは思わないし、それを奪われるのは困る、私にとって部長とはそういうものでした。 大事なのは、「それを奪われるのは困る」というところだと思います。そこに充実感があり、幸福感があるから、奪われるのは嫌でした。これが好きで、楽しいから、やめたいとは思いませんでした。
一人一人の考えやものさしはあっても、みんなが大体同じような方向を向いて、1つのことに一緒になって頑張ってくれる姿が好きでした。
その中で、相手のものさしの長さを知り、理解しようとしたり、相手の気持ちを考えたり、あるいはぶつかり合ったり、この1年で、そういう、何か本質のようなものが表れるようになったなと思います。
私は部長になる前に、そういった本質的な部分、人間関係の根底にあるようなものを変えたいと思っていました。違うと思ったことを違うと言えるような、「本当の意味での信頼関係」をつくりたいと色んな人に言っていました。
抽象的で、ふわふわしていて、自分でも何をしたらそれができるのか考えてもピンときた答えは出ませんでした。でもまずは、コミュニケーションを取れる場を増やすことだと思い、執行代である二年生全員で何かを話す機会をたくさんつくりました。元々人数が少ないので、パッと集まって何気ない話をしたり、時には真剣に話をしたり、とにかく同じ場所で同じ話題について共有することそのものにこだわりました。そういう場が、後々になって良い結果をもたらしてくれたのだと思います。また、二年生は一年生をどんどんご飯に誘おう!と言って、ファミレスでのたわいもない話で学年を超えた距離感は自然と縮まりました。
そうやってやっていくうちに、100%じゃなくても、自分が見ていた方向には近づくことができたと思います。雰囲気とか距離感みたいなもの、そういう、目には見えないふわふわしたものが変わっていくのは、部長をやっているとよく分かります。距離感が縮まると、雰囲気も良くなります。そして雰囲気が良いと、運営面もなぜか円滑に進みます。そこが上手くいくと、またそれが雰囲気につながります。本気で部活について考えたり、真剣に活動する人が増えたと思います。
「一生懸命やってみる」みたいなことができる人が増えたと思います。それが他の人にも伝わって、みんなで一つの方向を向くことができました。
その姿は部員だけでなく卒業生の先輩方にも伝わりました。定期演奏会では、例年以上の手厚いサポートをしてくださりました。ピリピリすることなく、ほどよい緊張感と良い雰囲気で本番を迎えられてとても良かったです。
誰かが一生懸命な姿を見て、それに一生懸命協力してくれる人がいるということ、ここに、本年度の定期演奏会の成功やご好評の真意があるのではないかと思います。
そして、その根底にあるのはやはり、「自分自身が楽しむこと」でした。
私が一生懸命何かをやっていると、手を貸してくれる仲間がいました。一緒に一生懸命になって、練習に付き合ってくれた人がいました。仕事を手伝ってくれた人がいました。そうやって「一生懸命」はつながります。
私が大きな声で挨拶をすれば、他の人も同じようにそうしてくれます。 私が部長であることや、部活の運営、そして歌うことそのものを楽しんでいれば、他の人もなぜか同じように楽しんでくれるようになります。
困ったとき誰かを頼れば、その人も自分を頼ってくれるようになります。やがてそこに信頼が生まれます。
本当にこれが不思議ですが、でも見ているとそうだなと思います。鏡なんだと思います。
目には見えない、でも、人生においてとても大切なことを学んだ1年間でした。
楽ではないけれど、やめたいとは思わないし、それを奪われるのは困る。自分が本当に好きなこと、本当にやりたいことはここにあると思います。
支えてくれた全ての方々に感謝しています。
部長ができてよかったです。
本当に、ありがとうございました。